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□一緒に旅
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レッドが放った言葉は心の中に入っていく
ミューツーは敵わない… というように顔をしかめ、それを聞いていたサトシ達さえも和ませてしまう
コレをレッド効果というのだろうか…
[フン…]
ミューツーは小さく鼻を鳴らし自分からボールに入った
それはミューツーにとっての承諾したという意味を込めた行動だった
レッドはまた優しく微笑み、それを今度はヒカリへと向けた
向けられた張本人は目を丸くし、レッドを凝視した
「ヒカリちゃん」
「はい!?何でしょう!!?」
裏返ってしまった声に顔を赤く染めるが、目の前に佇んでいる彼はまた優しく微笑む
こういう人に会ったことがないからというのがあるからなのか上手く言葉が回らないただ目の前にいる彼の言葉を待った
「オレも一緒についてっていいかな・・?」
レッドの言葉にまた違う意味で驚愕した
サトシもタケシにも了解を得ているから態々私に聞かなくても良いはずなのに、
今時珍しい分類に配属される彼の頼みに直ぐに首を縦に振った
「勿論です、宜しくお願いしますレッドさん」
「よかった」
「よし!話がまとまった所で早速いこうぜ!!」
「なんだ、行き先決まってるのか??」
「・・・とりあえずこの先にあるポケモンセンターに行こう!」
「今度は迷子にならないでよね」
「な、それはピカチュウが―――」
ヒカリとサトシが賑やかに会話している後ろから二人を見守るようにレッドとタケシが歩いていく
もともとそこに存在していたかのような違和感の無さでサトシ達とレッドはポケモンセンターに向って行った
――――――――――――――――
「へぇ〜、ポケモンセンターも少し変わってるね」
「え、レッドさんシンオウに来るの初めてなんですか??」
「うん、ホウエンまでは行った事あるんだけどシンオウはまだなんだ」
そういってレッドはホウエン地方のゴタゴタの記憶に思いを馳せた
まぁ、アレは行ったというより連れて来られたというほうが正しいのかな
化石にされたまま船に乗せられたし動けるようになったと思ったら物凄く戦闘中で何故かゴー達いたし・・
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