†短編†

□×咲き散る花火の如く×
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「お願いしますっ!」



目の前にいる隊士が木刀を構える
それを見た眞那は木刀を片手で構え、ニヤリと笑った




「来なァ」



























「はあああっ!」




右から左へ一人目の刀を受け流し足払いをかける




「行きます!てやあっ!」




その勢いのまま二人目の横腹に鋭いみね打ちを叩き込む




「ぎゃあっ!」




真っ向から向かってきた三人目に容赦なく蹴りを繰り出し




「うわあああっ?!」




横から飛び出してきた四人目を突きで吹き飛ばす







まるで流れるような洗練された動きに隊士達はおお、と感嘆の声を漏らす





普段表立った隊務につくことのない眞那の戦う姿に平隊士達は圧倒されていた





「腰が引けてんぞォ!構えはもう少し上だァ!」




それだけでなく細かい指摘をするあたり、稽古らしいと平隊士達は眞那を尊敬の眼差しで見る




























余裕すら感じさせる表情で隊士達を薙ぎ倒す眞那はふと、背後に違和感を覚えた





(ーーっ!!)





凄まじい殺気に振り返れば目の前に迫る木刀




















ガアァンッ!!!
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