ONE PIECE

□ロマンスへの長く遠い道のり(恋人シリーズ)
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ミホークと誓いを交わした次の日
普段ならまだベッドで熟睡している時間
既に着替えを終え、鏡の前にいた。
仕上げのルージュに手を伸ばす

今はやめよう
だって今日から―

鏡の中にいるもう1人のペローナはにやけっぱなし

どんな恋愛をしてきたんだと不安になるくらいミホークは恋人といちゃいちゃしない
でもこれからは違う
スキンシップが1つ増えた。

リビングへ向かう足取りも軽い




ドアを開ければ暗い室内で輝く雷をバックににこやかなミホーク

『おはよう、おれのプリンセス』
 
『おはよう、今日も不気味で素敵な天気だな。』

『そうだな。さあ朝の口づけをしようではないか。』

人差し指でペローナを顎を引き上げると、ミホークが屈み2人の身長差をうめていく

『愛している…』

囁く声が届いた時、唇に触れる温かい感触

これはない
ミホークに限っては絶対にない展開
築き上げた妄想がいとも簡単に吹き飛ぶ。
現実とのギャップに軽やかな足がちょっと減速した。
 
どんなきっかけでキスをするのか




ドアを開ければ定位置に座っていたミホークが立ち上がり、無言でペローナへと迫ると、無言のまま唇と唇が触れ何事もなかったように、また無言で座り新聞紙を読む。

(あり得る…!)

ムードも減った暮れもないが、ペローナの知るミホークはこれがかなりしっくりきてしまうから悲しい

(いやだぞ、そんな事務的なキス)

減速してい足は完全に停止してしまった。

いくら考えても、らちがあかない。残りの道のりは走って切り抜けた。

本物のリビングのドアへたどり着く



 
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