知弦甘甘ver
□知弦の悩み
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知弦side
私には悩みがある。
悩み、といってもそんなに深刻なことではないのだけれど。
肩こりが酷いのだ。
うぅう〜、知弦が、いじめるぅ〜!!」
アカちゃんに「知弦はなんか悩み事とかないの?」と訊かれ、答えたら、この結果だった。
「おいおい知弦さん、会長さんは肩がこるような胸を持ってないんだから、当然のように言うと、会長さんが傷つくだろ」
「深夏のその言葉が一番傷つくよっ!!」
「確かに、会長はぺったんこですからねぇ」
「う、う、うわぁーんっ!!」
ついにアカちゃんが泣き出してしまった。
「か、会長さん気にしなくてもいいですよ。真冬も・・・多少気にしてますが・・・」
真冬ちゃんまで沈んでしまった。
「でも結構辛いのよね、肩こり」
「まあ、分からないでもないが・・・」
深夏が同意してくれる。
まあ、確かに深夏もそれなりのものを持っているしね。
「知弦さんの胸は大きいですからねぇ!」
「どうしてお前はそこでテンションあがるんだよ!」
「まあ、でも、知弦さんはこれからもっと肩こりが酷くなりますよっ!」
「何でそんな喜ばしく言ってんだよ!」
私も不思議になり、首をかしげる。
「それはもちろん、俺が揉んで大きくッ『グシャアァッ』痛あぁぁああっ!!」
「キー君、後でどうなるか、分かっているわよねぇ?」