学パロ♀♂

□風丸さんの理由
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時を遡り、
中学時代のとある日
(過去)







雨で霞み、どこか分からない場所に1人の少年と着物を着た女性が話込んでいた。




「あの子には幸せが、アナタには決して出来ない未来があるの。……私の言っている意味、解るかしら?」




「そんな……!だからもう近付くなって言うんですか!?」





「ええ。あの子はきっとアナタのコトが好き。だからこそ、アナタが邪魔なの」


「……………!」


「もう高校生になるんだから理解、頂けるわね?」



「アイツの意志は無視するんですか」


「いいえ。だから後々辛くないように今アナタに頼んでいるでしょう」


「そんなの、おかしい…!」


「元々の原因はアナタじゃない。最後まで責任を負いなさい」



「…………」



「アナタにはどうしようもないことです。では…」









少年は雨の中、
ただ絶句していた。








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