向日葵-HIMAWARI-  *完*

□雪柳-YUKIYANAGU-
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『むぅ・・・』
いっかちゃんはムスッとして教室へ入った。


朝教室に入ってきたのは産休を終えた先生だった。
「え、このクラス美紀先生なんですかぁ〜?」
一人の男子が口をあけた。

『いえ、分かりませんよ!違うかもしれません!』

あたしはボーとして美紀先生を見た。

結局はちがかった。
うちの学校に今年きた先生だった。
うちの学校にくるのはこれで2回目だとか。
でもその先生のいた前の学校はここらへんじゃ一番と言えるほど
荒れていた。

『では、みなさん!今年一年よろしくお願いしますね!!』
見た目は40代前半の女の先生。

「なぁ?俺らのクラスってメンツ微妙じゃね??」

『確かにぃ〜!』

「シラケる奴多いしぃ〜」
あたしはその二人の会話を聞いていた。
というか聞こえたの。

『シラケるってお前がいるからだろ。』
あたしはボソッと呟いた。
そいつはサッカー部の男子だった。
自分はたてに上げることが多く嫌う人はそう少なくない。
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