乙女な夢

□名前
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「二朗真君ー!!!!」

この小説はある1人の叫び声から始まる

ここは天界 仙人が暮らす世界

ここには苦労人が2人いる

1人は木叉 顕聖二朗真君の部下
そして、もう1人は
この小説の一番初めに叫んでた零舞
こちらも木叉と同じ二朗真君の部下だ。

で、何故零舞が叫んでたかと言うと、彼女の上司である二朗真君が仕事をサボり逃げているからだ。

『全く、あの人は…!木叉ごめんね もうちょっと待ってて』

同じ部下の木叉は今大量の書類と戦っている
このままでは木叉が倒れてしまう

『一刻も早く捜さなきゃ!』

零舞は徹底的に捜した
いろんな人に聞いてみたりと…

だが、結局二朗真君は見つからなかった。

『はぁ…はぁ…疲れた…もう無理…』

「大丈夫かい?零舞」

『これが大丈夫に見えます?』

「うーん 見えるといえば見える、見えないといえば見えない」

『どっちですか…って、まてよ!私今だれと話して…』

零舞は振り向いた
そこにいたのは…

『二朗真君!!!???』

「やあ」

零舞が探していた二朗真君だ

『二朗真君!!貴方はいままでどこに―まあ、そんなことどうでもいい。ほら、行きますよ、仕事たまってるんですから』

「いかないよ」

『はい?』

「私は行かない 行ったらサボりの意味がないじゃないか」

『サボらないでください。二朗真君、このままでは木叉が倒れます』

「いいじゃないか、木叉が倒れても零舞がいる」

『私も倒れます』

「君が倒れたら私が看病するよ」

『……倒れないように頑張ります』

「と、いうか零舞」

『なんです?』

「何故先程から“二朗真君”と呼んでいるんだい?」

『何故って、普通じゃないですか?私いつも“二朗真君”と呼んでますし』

「私は言わなかったかい?君は私の名前を呼んでいいと」

二朗真君は零舞との距離を縮めてくる。

『いっ言いましたけど…今さら言い変えるのは…って近い、近いですっ//二朗真君』

「“楊漸”だ 零舞 君の声で私の名を呼んでくれ…」

二朗真君は零舞の耳元で囁くように言った

『っ///!み…耳…//』

「うん?零舞は耳が弱いのかい?なら…」

二朗真君は零舞の耳に“ふぅー”と息をかけた

『ひゃうっ!二朗真君…やめっ…』

「名前を呼んだらやめてあげるよ」

『んっ…よっ…楊漸…』

「よくできました」

楊漸は零舞から離れた

「これから二朗真君と呼んだら先程みたいなことをするからね」

『肝に銘じておきます…』

「では、私はこれで」


そう言って二朗真君は立ち去ろうとする


『えっ…ちょっと待ってください!二朗真君!……あ、間違えた 楊漸!』

「君は言った傍から…まぁいいか で、何の用だい?」

『仕事です!仕事に戻ってください!』

「ああ、なんだ そのことか、うーん戻ってもいいよ」

『なら!さっそく!』

「但し条件があるよ」

『なんです?』

「君からキスをしてくれないか?名前を呼んで」

『なっ//!そそそっそんなこと出来るわけな「出来ないのなら私は仕事に戻らないよ?」

『うう…それは困る…わかりました キスしますから少し屈んでください』


二朗真君は言われた通り少し屈む

『目、閉じてください』

「それじゃあ君の顔が見えないじゃないか」

『見なくていいです//!
お願いします』

「はぁ…仕方ない」

二朗真君は目を閉じる


零舞は二朗真君に近づいて

『楊漸//…』

チュッと頬にキスをした



『さぁ、仕事に戻りま「なんだい?今のは」

『キスです 口にしろとは言ってませんでしたので』

「ああ、確かに 負けたよ 今回は諦めて仕事に戻るよ」

『はい、そうしてください』



「だけど、次回はそうはいかせないから…ねぇ?零舞」

楊漸は零舞の耳元で囁くように言う


『っ///!!! 望むところですっ!楊漸//!!』





こうして今回は仕事に戻った二朗真君

次回はどうなるのでしょうね〜


取り合えずめでたしめでたし♪


→あとがき
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