* 詩
□:枯れた花 ♂
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君の目に光る涙を
どうして拭いてやれなかったんだろう
どうして抱きしめなかったんだろう
どうして背を向けて歩き出したんだろう
出てくるのは後悔だけで
泣き崩れる君を見ぬふりをした僕は最低で、
それでも「好き」って
言ってくれた君が愛しかった
でも今は君の隣にはいられなくて
逃げて、逃れて、苦しんで
最低って嫌ってよ、殴ってよ
なのにどうして君は泣くの?
「好き」って言うの?
「好き」じゃなくて「好きだった」
って言ったほしかった。
こんな最低な僕でごめんね。
――――大好きだったよ――――