祝!
□除夜の鐘が聴こえる
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除夜の鐘が聴こえる
「ハツモウデ…」
「そ。カタカナで言われるとピンとこないけどね。新しい年の始まりに神様にご挨拶に行くことだよ」
「そっそんくらい知ってるってばよ!でも…あの…オレ、用事あっから…」
「大晦日の夜中に?」
「…あるんだったらあるんだ!」
カカシから初詣のお誘いを受けたナルトは、必死にお断りの言い訳にならない言い訳を並べ立てたが、カカシに笑顔でかわされてしまう。
「でもオレ…」
初詣は苦手だった。
初詣だけではなく、ナルトは人が集まる場所が怖かった。