カカナル

□Feel Love
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「…何だってばよカカシ先生。またぶっ倒れたって言うからさぁ…すっ飛んできて損したってば」

「損ってのはないでしょうよ…ナルトいつからそんなオレに厳しくなったの」

カカシが任務で倒れたと報告を受けたのは、うららかなとある朝のことだった。
朝からカップ麺をすすっていたナルトは、別任務で里外に出ていたカカシがまたチャクラ不足か、それとも重傷でも負ってしまったのかと木ノ葉病院に飛んできたのだった。

「寒…」

「ああ〜…はたけ上忍大丈夫ですか?この時期の風邪は厄介ですからねぇ。今お薬持って来ますね」

「…すいませんね…」

「いいえ。点滴終わる頃にも来ますけど、何かあったらナースコール押して下さいね」

「はい。どうも…」

任務は順調に遂行し、あっさり終わったのだが依頼人の風邪が忍達に移ってしまいカカシも感染してしまったのだ。
湿気と熱気が肌にまとわりつく嫌な季節。
じわじわと体力を奪われ、里に着く頃には寒気はするわ、もうろうとするわで歩くのも億劫だったが、何とか病院まで辿り着いた所で安心したのか倒れてしまった。

倒れたことには違いないので、ナルトにも『倒れた』と簡潔な伝令がいったのだった。





 Feel Love





 
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