捧げ物

□誰の船長!?
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時は大海賊時代。場所はハートの海賊団の潜水艦前。そこではちょっとした騒ぎが起こっていた。

「だァかァら!!トラファルガーに会わせろっつってんだろ!!」

「だから駄目って言ってるでしょ!!」

片方は真っ赤な髪、真っ赤な瞳を持つ、海賊丸出しのルーキー、ユースタス・キャプテン・キッド。

もう片方はどこからどう見ても白熊。ハートの海賊団の船員、ベポ。
二人の2時間に及ぶ長い口論が起きているのだ。
口論の原因はハートの海賊団船長、トラファルガー・ローについてだ。


「何で駄目なんだァ!?この白熊!」

「白熊って…まんまじゃん。」

思わずキャスがボソッとツッコンだ。

「すみません…」

「落ち込んじゃったよ!」

今度はペンギンが綺麗にツッコンだ。

「とにかく!キャプテンは今お昼寝中なの!!」

「へぇ…いい事聞いた。」

「だから会わせられないのー!」

キッドの不穏な表情と意味深すぎる発言にベポが叫んだ。

「んだよ、ただ添い寝するだけだっての!!」

「信用できないの!!」

『それは確かに言える』             ペンギン、キャス、ジャンバールを含め、ハートの海賊団船員全員の声が重なった。
キッドは面倒くさそうにチッと舌打ちをした。

「じゃあ力ずくで…」

「力ずくで奪うような男じゃあ相手のハートは射止められないんだよ!キャスが言ってたもん!」

「キャス、お前ベポに何教えてんだ。」

「てへ☆」

「それはそうと、潜水艦を守った方がいいだろう。あの男にそんな言葉を聞く訳がない。」

ジャンバールの言葉に、キャスとペンギンが振り返ると、キッドが肩をわなわなと震わせて俯いていた。

「そうか…それもそうだな!男なら!トラファルガーが自分から出てくるのを待つぐらいの忍耐力がねぇと…!」

『コイツ、アホだ。』

全員が同時にそう思った。            「それに!俺が昨夜キャプテンに無理させちゃったから腰が痛くて起きられないの!!」

…………………

………………

……………

…………

………

……



はあ?

「えっ、ちょっ…お前、今なんて…」

キッドだけでなく、その場にいた全員が固まった。

「え?だから、俺が昨夜キャプテンの部屋に遊びに行って、ベッドで無理させちゃったから腰が痛くて起きられないの。」

空気が一瞬にして凍った。

「死ね、熊……!!!!」

「え、何で!?」

「「ベポ!死ね!よくも俺らの船長を襲いやがったな!?」」

「アイ!?」


『待てゴルァアアァァ!死んで償いやがれえぇ!』

「ぎゃあああぁぁぁあ!?」

口論だった小さな戦いはベポvsその場にいた全員の全面戦争へと姿を変えたのだった。



「なんだ、うるさいな…。ベポの奴、マッサージするときはは力加減考えろっつってんのに…。イテテテ…。」
ちょうどベポが召される頃、ローが力の強すぎるマッサージによる腰の筋肉痛を抱えて起き上がったのだった。





[後書き]
すみませんでしたあああぁッ!(スライディング土下座)はつじろーさん!すみません!!遅いのと、クオリティの低さ!!すみません!もう片方はしばしお待ち下さい!
すみませんでしたああぁ!
 

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