パンドラハーツ

□寒い、熱い
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12月も近くなり、寒さが厳しくなってきた。

「いや〜、寒いデスネ〜。」
「その意見には全く異論はないが…なんでお前が私の部屋にいるんだ?ザークシーズ=ブレイク…」

「だって暖炉に火をつけたら出入り出来ないじゃないデスカ!ダイ○ゴン横丁とかに行けないじゃないデスカ!」

「お前は某ファンタジー小説の眼鏡の主人公か!」

「眼鏡はレイムさんデスヨ〜。」

「そういう事じゃなあぁぁい!!」

ブレイクは仕事をするレイムの目の前の暖炉の前で、これ見よがしにゴロゴロと寝転がりながらクックッと笑った。

「大体!暖炉からダイ○ゴン横丁に行けるはずないだろう!!聞いてるのか!ザクス!」

「今、幼い子供たちの心を傷つけマシタヨ、レイムさん!!」

『デコデコなクセに心が狭いなー!ケケケケケ!!』

「コラ、本当の事言っちゃ駄目ダヨー、エミリー?」
「ザアアァクスウウゥ!!」
レイムはガタンッと立ち上がるとブレイクにツカツカと大股に歩み寄った。

………が、

ガッ!!!!

「ぎょべぶげぎょごば!?」
ブレイクがサッと出した足につまずいたレイムは謎の叫びを発して傾いた。

「ヨイショ〜〜vv」

「うわっ…と!!」

前のめりになったレイムの腕をブレイクがグイッと引っ張り、隣に座らせ…否、尻もちをつかせた。

「痛たたたた…っ!」

「危ないデスネ〜、全くぅ〜!このデコデコめ!」

「誰のせいだ!!」

「まぁまぁ…。ほら、温かいデスヨ〜、暖炉は。」

レイムはブレイクの言葉に暖炉に目を向けた。オレンジ色の炎が燃えている。

「少し休憩しましょうカ?」
ブレイクはニッコリと笑った。レイムはチラリと机を見たが、フゥッ…とため息をついて座り直した。

「…今日だけだぞ。」

「あれ、ツンデレイムですか!ヘタレイムの次は!」
「誰がツンデレイムだ!」

「ヘタレイムは否定しないんデスネ…。」




[後書き]
お前らは見てるこっちが熱いよ!もっとイチャイチャしry

サーセン(笑)
 

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