パンドラハーツ
□君の予約を
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「レーイムさん!」
「うわっ!?な、なんだ…ザークシーズか…っ、脅かすな!!」
「相変わらずのナイスリアクションデスネ〜」
レイムがパンドラの廊下を歩いていると、いきなり目の前の窓が大きく開かれて、ブレイクがひょっこり顔を出した。
怒鳴るレイムを尻目に、ブレイクは窓枠に腰かけた。
「金曜日と土曜日。空けておいて下さいネ〜?」
「金曜日と土曜日?」
レイムは首を傾げた。
確か金曜日は24日…とすると……
「クリスマス…か?」
「あったりー!流石レイムさん!いい子いい子〜。クリスマスは分かるんデスネ!ハロウィンは忘れてましたケド。」
「ば、馬鹿にするな!クリスマスくらい誰でも分かる!!」
レイムは頭をわしゃわしゃと撫でてくるブレイクの手を叩いた。
「でも、ハロウィンは…」
「もう言うな!!」
レイムは顔を真っ赤にして怒鳴った。ブレイクはククク…と楽しそうに笑った。
「で?クリスマス。空けておいてくれマスネ?」
「……っ。わ、分かった。頑張って空けておく…。」
ブレイクはズイッとレイムの耳に顔を近づけて低めの声で囁いた。
レイムはビクッと肩を揺らし、ブレイクから慌てて距離をとって言った。
「クク…ッ、かーわいいvvじゃ、楽しみにしてますカラネ?レイムさん。」
ブレイクは窓枠から飛び降り、片膝をついてレイムの手をとりキスを落とした。
[後書き]
ひゅーひゅー!←
多分、ブレイクはこの後レイムさんに叩かれますな(笑)