パンドラハーツ

□花粉
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※現パロ(同棲してます)


「今年の花粉は凄いんですってネ〜。大丈夫ですカ?」

「大丈夫に見えるか…。」

朝のニュースの天気予報を見ていたブレイクがキッチンで朝御飯を準備するレイムにニヤニヤと余裕の表情を浮かべて言った。花粉症でないブレイクは痒くも何ともない。
案の定、花粉症のレイムから返ってきた返事は不機嫌な声だった。

「眼鏡だと花粉が目に入りやすいんじゃないですカ?いっそコンタクトにしたらどう…いや、やっぱり駄目デス。許しません。」

「一人で何を言っているんだ、お前…。」

「だってレイムさんのチャームポイントじゃないですカ!」

「…眼鏡はチャームポイントと言えるのか?」

レイムの正論にブレイクは一瞬固まったが、数秒後に何かを思い出したようにニッコリと笑った。

「そうそう、眼鏡を外すのはキスの前の楽しm…「うわあああああああぁぁぁあ!!!あ、朝から何を言っているんだ!お前は!」

ブレイクの発言を察して真っ赤になったレイムはキッチンから飛び出し、スリッパで勢いよくブレイクの頭を叩いた。本当に凄くいい音がした。

「痛ぁ〜っ!…だって本当の事じゃないですカ〜。」

「そういう事じゃない!!バカ!」

ブレイクは頬を膨らませて文句を言いたげにレイムを見上げたが、ピタリと固まった。

「…ザクス?」

突然硬直したブレイクに、レイムは不思議そうに首を傾げた。

きょとんとした表情をする彼の顔はまだ真っ赤で、目は花粉症のせいで涙目になっていた。

「レイムさん…。」

「な、なんだ?」

急に真面目な表情になったブレイクに、レイムは口が裂けても言えないが、少しだけドキッとした。

「花粉シーズンが終わるまで、家からでないで下さい!」

「はぁ!?」

「駄目デス!可愛すぎますから!」

「ちょ、意味が分からないぞ!」

結局、ブレイクは再びモーニングスリッパを食らう事になったらしい。
花粉シーズンが終わるまでブレイクの心配はつきないようだ。






ギャグです(笑)意味はないです(笑)
 

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