01/14の日記
19:22
負傷
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学パロ
ある朝、いつも通り職員室の自分の席についたサッチは挨拶をしようと隣に座るマルコの手に視線を向け、目を丸くして驚きの声をあげた。
「…ま、マルコ!?何その手の包帯!?」
サッチがガッと掴んだマルコの右手の指二本には真っ白な包帯が巻かれている。突然のことで、むしろサッチの剣幕に驚いたらしいマルコは変質者を見るような目で数歩後ずさった。
「や、火傷したんだよい。」
「な、何でまた!?右指二本って…!?」
「あぁ〜…」
心底心配そうにマルコの包帯で巻かれた手を擦るサッチの視線から逃れるようにマルコは苦笑いを浮かべた顔を気まずそうに背ける。
「ア…ロ、で…。」
「え?」
「あ、朝…寝ぼけててヘアアイロンで指を挟んじまってよい…」
「ぎゃあああぁぁぁぁああああぁぁ!!!!だ、だだだ、大丈夫なのか!?大丈夫なのかそれ!?」
マルコの両手を取り、いつにない真剣な表情で見つめてくるサッチに思わずドキリと心臓が跳ねる。
「まあ…そんなに大したことはn…」
「そのパイナップルヘアにヘアアイロンなんかかけちまって、アイデンティティー損失だぞ!?大したことだろ!?」
マルコの顔がピキリと音を立てて固まった。
「……そっちかよい!!!テメェ…!三回位死んできやがれ!!!このアホンダラッチがあぁ!」
「ぶべらあぁぁっ!?」
マルコの見事な踵落としがサッチの後頭部にめり込むと同時に朝の職員会議を始める声が職員室に響いた。
はい!下らねぇ話の後でこんにちは!
上記のマルコの理由により火傷しました(笑)
大した火傷じゃねぇけど…痛ぇなチクショーめ(笑)
…だが、得たものはある。
火傷と引き換えに俺は一つ分かったんですよ…………
ヘアアイロンて滅茶苦茶熱いのね!←馬鹿
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