狂犬柴犬〜人に成れない俺を愛して〜

□21〜30章
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21章 『なぜかこの3人が雑談したくなったようです』





魅緑「主要メンバーじゃないのに雑談!(拍手)」

柚「すごいねぇ〜。俺なんか、もう殆ど何処にも出て無いのに、こんな雑談に参加させてもらっちゃって」

菜遊「魅緑は『向日葵』で準主役みたいな位置だったし、僕は一応『ハルとミサゴ』で紗紅の隣でそこそこ喋ってるから、柚君が居るのは読者の方は不思議かもしれないね」

柚「俺、一言も喋って無いとかじゃなくて、名前しか出てないからね」

魅緑「で、何を話す?」

菜遊「計画性ないね」

魅緑「この場に計画性を求めちゃダメでしょ(笑)」

菜遊「そうかもしれないね(笑)」

柚「そういえば、魅緑は学者的なものなの?」

魅緑「『向日葵』でそういう事になっちゃったね!」

柚「菜遊ちゃんは秘書課のトップでしょ?」

菜遊「秘書課のトップというか、社長秘書ね。慧君がグループをまとめてる会長で、紗紅が、そのグループの会社の社長だからさ」

柚「じゃあ…俺は?」

魅緑「…さぁ」

菜遊「…なんだろうね???」

柚「流れとして、紗紅君に菜遊ちゃんが秘書としてついてるなら、俺は魅緑についてる秘書的な人になるのかなぁ」

魅緑「え〜?柚は秘書とかいう感じじゃ無いでしょ。なんかボンヤリしてて仕事してくれなさそうだもん」

柚「失礼な」

菜遊「僕も、どっちかっていうと柚君は秘書じゃないと思うなぁ」

柚「じゃあ、一緒に博士?」

魅緑「それだったらトップ会談に来なくても良い程度の地位になっちゃわない?」

柚「じゃあ、俺って…何?」

魅緑「…さぁ」

菜遊「難しいね」

柚「じゃあ、紗紅君と同じで、どこかの会社の社長とか」

魅緑「柚が社長じゃ、会社すぐに潰れるぜ?」

柚「失礼な」

菜遊「良い人のイメージがあるから、ちょっと社長には向いてないかもしれないよね」

柚「このままだと俺、何の役職にもつけなくない!?」

魅緑「何でこの人、重役メンバー居るんだろ(笑)」

柚「ちょ…失礼でしょ!」

菜遊「これは忌々しき問題かもしれない」

柚「菜遊ちゃん…真顔で言わないでくれる?」

菜遊「ははは、ごめんごめん」

柚「俺としては魅緑の側が良いんだけどなぁ」

魅緑「え〜?だって柚ってパシリぐらいにしか使えそうにないよ!?」

柚「パシリ以上の事だって出来るよ」

魅緑「ほんとぉ〜?」

柚「それを言ったら魅緑だって、博士とか学者とかより、日々闘争に明け暮れてる方が似合ってるじゃない!」

魅緑「まあね。鍛えてますから!」

柚「菜遊ちゃ〜ん(泣きつき)」

菜遊「ん〜…」

柚「…」

菜遊「…」

魅緑「って、そこで黙っちゃうのかよ!」

菜遊「だって柚君って何がシックリくるか分かんないんだもん」

柚「俺…絶対に出世してやる!」

魅緑「…何に対して?」

柚「…わかんない」

魅緑「全然ダメじゃん!(大笑)」

菜遊「でも、魅緑と同じ職場じゃないかな」

魅緑「え〜?嫌だよぉ〜」

菜遊「仲良しでしょ?ランチを一緒するぐらい」

魅緑「それと職場って関係無いんじゃないですか!」

菜遊「あると思うけどなぁ〜」

魅緑「だったら菜遊は紗紅君と一緒にランチする?」

菜遊「食事は…まあ、別の場所でとるけど」

柚「あ!だったら病院の表向きの院長は俺で、施設の院長は魅緑ってどう!?」

魅緑「え〜?」

菜遊「真面目一筋の柚院長と、実験好きのヤンチャ博士とか良いかもしれないね(クスクス)」

魅緑「なんか柚の方が偉そうじゃん!嫌だよ」

菜遊「こういう話の場合、裏で暗躍してる人の方が偉いっていうの、お決まりパターンじゃない?ねぇ?」

柚「…そうかもしれない」

魅緑「じゃあ、俺の方が偉い?柚より」

菜遊「偉いんじゃないかな?」

魅緑「なら、それでも良い!」

柚「あくまで俺の下が嫌なの?」

魅緑「嫌でしょ。絶対にッ」

柚「酷くない?それ」

魅緑「俺が柚より下の方が酷いでしょ」

菜遊「まあ、僕から言わせてもらうと、どっちもどっちなんだけどね」



という設定が採用されるかは、柚が話の中に登場するまでワカラナイ…という適当発言でしたwww
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