短編

□帰り道
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「山本!!いま帰り?一緒に帰らない?」
「ツナ…?(俺部活あったのに)もしかして俺のこと待ってたのか?」

[待ってた]
そう返ってきたら嬉しいと思った自分がいた。

「うん。待ってたよ。窓からずっと野球してる山本みてた。」
「///あ、ありがとな。」

柄にもなく赤くなってしまった。

「じゃ、じゃあ帰るか。」
「うん。」

気持ちをごまかすかのように帰ることにした。
あんなことで赤くなっちまうなんて、どんだけツナに惚れてるんだ。
早く伝えればスッキリする気がする。
…待てよ、今日は獄寺がいねぇな。
てことは今日言っちゃえばいいのか。
そうか。簡単じゃねぇか。
....って言えるわけねぇだろ。

「山本?さっきから黙ってどうかした?」
「へっ!?べ、別になんでもねぇよ。」
「そ?今日獄寺君帰っちゃったんだよね。
 シャマルに呼ばれたんだって。」
「じゃあ今日は二人で帰るんだな。」
「うん。山本と二人だけって新鮮だね。」
「ハハッ。確かにそうなのな。」
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