拍手文ss
□拍手文1〜10
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慎「龍馬さん、龍馬さん。見てください」
龍「ん?ってなんじゃ中岡、そん猫は!」
慎「以蔵くんです」
龍「は…」
慎「だから、以蔵くんですってば」
龍「は…、いや、おんし、え、何言ってんの?」
慎「いえ、なんか以蔵くんが朝珍しく起きて来ないから見に行ったら、この子が部屋にいたんスよ。見てくださいこの目。以蔵くんそのままでしょ」
龍「いや猫は基本こんな目ぜよ。それに以蔵が猫になったとしても全然萌えん。むしろ腹立つわ」
慎「それに何より…」
ーガラッ
武「あ。こんなところにいたのか以蔵探したぞ。出かけるから着いてこい」
龍「…………………」
慎「武市さんが認めてるんスから、もうこれは以蔵くんですよ」
武「おい中岡!そんなにブラブラさせるんじゃない、辛そうだろう。まがりにも以蔵なんだから、首根っこ掴むんじゃなくてちゃんと……」
以「っ先生ぇえ!!本物はこっちです!!」
龍・慎「あ」
武「…………………」
以「先生!なんでそんな奴を俺の身代わりにっ…」
武「だってお前、勝さんの護衛に付くのだろう?もうこれからはその以蔵に頼むから。お前は勝さんのところにでも行けばいい」
以「そんな…俺には、俺には本当に先生だけなんです!!」
武「もうそんな弁解は聞き飽きた。気にしてなどないから早くいけ」
以「先生ぇぇえっ!!」
龍「え、何この展開。」
慎「ほら龍馬さんが余計なこと以蔵くんに頼むからっスよ。どうするんスかこの気色悪い空間」
龍「えー、ワシのせいなのこれ。ただ護衛には強い奴をと思っただけなんじゃが」
武「もういい!!行くぞ以蔵!!」
猫以蔵「にゃっ!!(シュタッ)」
以「あ!!先生!!先生ぇぇぇ!!」
小娘「はぁ…。うるさいなぁ…。」
終