魔法学園
□実習〜後衛偏〜
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場面は移り変わり体育館を思わせるような建物の中に入っていくユシキとモエキ。
ユシキ
「ほらほら、着いたよ」
襟首を掴んだまま競技場へと放り投げるユシキ。
モエキ
「痛い……もうだめだ…」
腰を強かに打ち付け弱音を吐くモエキ。だがしかし彼の表情には苦痛の色は窺えない。
ユシキ
「はいはいワロスワロス。今日は中級術の発表だったでしょ」
モエキ
「わかってるぉ〜」
教官
「今から1人づつきてオレに見せろ。合格するまで帰さないからな!」
ユシキ
「だってさ真面目やれば早く帰れるよ」
モエキ
「糖分………」
ユシキ
「終わったらあげるから」
モエキ
「ならがんばる」
ユシキ
「世話のやける…」