一瞬の瞬き

□***冬***
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「い゛〜〜〜」

手をブンブン振りながらキッチンから出てきたのは私の彼氏。

『どうしたの、ロージー?』

「ん、水洗いで手が荒れちゃって・・・」

水仕事をしていた彼の手は真っ赤になっていてところどころ切れている。

『うわっ;なんでお湯使わないの?!』

「電気代が・・・」

『・・・;』

電気代が、とお金面を言われてしまえばそれ以上怒ることもできない;

かと言って彼の手をそのままにしておくこともできないから。。。

『もう・・・』

自身の両手で彼の大きな手を包みこんだ。

「え?!///」

『あんまり無理しないでね』






あたしにはこれしかできないけど






あなたの手がこれ以上荒れないように






精一杯温めさせて、ね





「あ、の・・・///」
『・・・////』





   
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