幼なじみ

□転校生
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いつもの通りに登校してきた陽とその他有名人の幼なじみ。

陽が教室に戻ると、待っていたのはいつもの、女子からの怒濤の質問攻めではなくて、ある噂だった。


「おはよう、光下」

「うん、おはよう」

「あのさ、聞いた?」

クラスの中で程々に仲の良い友人の大野が向かいのイスに座って言った。

「…何を?」

今来たばかりで、何かを聞くわけがない。聞いたとするなら、いつもの三人への黄色い声援だけ。

「なんか、転校生が来るんだって」

「……転校生?こんな時期に?」

今は10月の中旬。

体育祭も文化祭も終わった。

クラスの中である程度メンバーが固まってきたこの時期に越してくるなんて。絶対クラスにとけ込めない気がする。

「なんか、帰国子女らしいよ」

「…ふぅん」

興味がないわけではないけれど、騒ぐほど気になる存在じゃないと思った。

「なんか、興味なさげ?」

大野は陽の冷たい反応を見て言った。

「いや、なんかもう…周りがスゴイから大したことじゃ驚かないというか…」

「あぁ、有名な幼なじみ君達か」

「なんだよ、その言い方」



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