長編
□第3話 黒の教団
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パタパタと羽(?)を羽ばたかせている金色の丸い物体に混じって聞こえてくるのは人の息を吐く声。
しかもかなり上がっている。
「な…なんでこんなトコにあんなもん建てたんだ。」
崖を登っているのは白髪の少年(?)
しばらくしてやっと頂上まで着いた。
「や…やっと着いた。」
「エクソシスト総本部…
黒の教団」
まさになんとも言えない、しかしソコに建っていることになんら違和感の無い場所にエクソシスト総本部。黒の教団があった。
「……かな?」
「話には聞いてたけどなんてゆーか雰囲気あるな…
ここだよねティムキャンピー?」
先ほどの金色の丸い物体はティムキャンピーと言うらしい。
半信半疑のようだ。
が、残念 (?)なことに正しくココである。
「とにかく行ってみるか。」
腕まくりをしていた袖を下ろして歩き始めた。
ただ、一部始終をゴーレムに見られていたとは知らずに……そしてこの先恐ろしいことが待ち構えているとは考えもせずに。