夢小説 7

□咲きほこるオマエ
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ドン ドーン。

外から大きな音が聞こえたかと思うと、隣にいるオマエが

「あっ」

『ん?どうした?』

「外。花火ですよ、花火」

『あぁ。今の音か』

「はい。今日 近くで花火が上がるの、すっかり忘れてました。左之助さん、外出て見ましょうよ」

言いながら、嬉しそうに足早で外へ出て行く。


***


二人並んで、夜空に咲いた でっかい大輪の花を見上げる。

「綺麗ですね」

『あぁ』


オマエは気付いちゃいねぇだろうが、夜空に咲く大輪の花より、俺は、俺の隣で咲きほころぶ花、つまりオマエの方が、何百倍も綺麗だと思うぜ。
俺が、大切に育て、愛でて可愛がるから、いつまでも俺の隣で咲いていてくれよ。


―終り―


【後書き】
Web拍手にUPしていたお話。Web拍手には、新しいお話をUPしたので、以前のを こちらに移動しました。

##NAME1##さん、最後迄読んでいただき、ありがとうございました。

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