夢小説 4
□白馬の王子様
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「ねぇ、総司さん。今度は、あれが乗りたぁい!」
そう言って君が指を差したのは、メリーゴーランド。
『うんいいよ。乗っておいで。僕、ここで待ってるから』
「駄目。総司さんも一緒に!」
一緒って…。
確かにここに来る前、君は「遊園地の乗り物の中で、メリーゴーランドが一番好き」って、ニコニコしながら言ってたけど。
まさか、そのメリーゴーランドに一緒に乗ろうと言われるなんてね。
僕が黙ったままでいると
「沖田さんがメリーゴーランドに乗ったら、まさに白馬の王子様。素敵すぎでしょ♪」
なんて、満面の笑みで言うから、一緒に乗らないわけにいかないよね。
恥ずかしい気持ちはあるけど、君が笑ってくれるなら、それでいいんだ。
―終り―
【後書き】
Web拍手にUPしていた、拍手SSのお話でした。新しい拍手SSは、Web拍手にUPしましたので、もし良かったら そちらも読んでいただけたら嬉しいです♪
最後迄読んでいただき、ありがとうございました。