キセキノウタ
□第11話:球技大会!
1ページ/10ページ
「……と、言う訳でだ。男子はバスケ、女子はバレーボール、とバスケの種目だ。男子以外は所属している部の試合には出れないからなー」
翌日の月曜日。
LHRで西中島が、黒板に球技大会の日程と種目を書き出して言った。
「男子はクラス総当たり戦だ。まぁ6クラスしかねェからな。逆に女子は、勝ち抜き戦になるぞ。因みに全学年対抗だ」
配られたプリントを眺めて、澪達は西中島の説明を聞き、どの競技に参加する? とザワザワと落ち着かない。
逆に龍聖達はバスケと決まって居る為、ボンヤリと女子のやり取りを眺めていたが、
「女子は人数がいるから、前後半で交代出来るからいいよな」
「まぁ今年からだもんな、男子の受け入れは」
「で、でも5人でこ、交代なしってキツくないかな?」
「そりゃキツいだろうな」
『……何故オレの周りに集まる?』
『いいじゃないか』
わらわらと龍聖の周りに集まって来たのだが、鬱陶しいとばかりに龍聖は眉を顰める。
因みに律と澪はバスケを選んだ。
「やっぱ軽音部だし?」
「いや、意味判んないし」
と、澪は呆れ顔だった。
第11話:球技大会!
.