BBS劇場

□β
2ページ/2ページ





『やーめーてーくーだーさーいーっ』

「ひぃいっ」

「…」



軽音部の部室前

梓ちゃんの声が響く



コンコン



「…失礼します」

「あ!和ちゃ〜ん!いらっしゃい!」



ノックをして中へ入ると、丁度梓ちゃんが服を脱がされていた



「澪!どこに逃げたのかと思ったら和のところか!」

「ひっ」



澪は律の怪しい笑みに、私の後ろに身を隠した



「…あなたたち、一体何をしているのよ…」



小さくため息を零し、律と梓ちゃん

そしてさわ子先生を見つめる



「ここ、軽音部の部室よね?生徒からいくつかのコメントが来てるんだけど、内容は全部一緒」



“軽音部の部室から楽器の音が聞こえてきませんが、廃部したんですか?”



「「「う…っ」」」



律と唯、さわ子先生は胸を押さえた



「さわ子先生、吹奏楽部の生徒から“さわ子先生…あんまり部に顔を出してくれなくなったなぁ…”と零してましたよ?」

「うぅ…っ!」



さわ子先生はビクッと震える



「せっかく部として認められたんだから、ちゃんと練習しなさい」

「「「「は、はい…」」」」



と、みんなにちょっとだけお説教を


「じゃあ私、まだ生徒会あるから行くわね。」



クルッと踵を返すと、澪が涙ぐみながら私の手を取り



「ありがとう和…っ!」



キラキラと輝く笑顔でお礼を言ってきた



「……」



私は澪のつま先から頭の天辺まで見つめて



「でも澪、メイド服とても似合ってるわ。」

「え!?」



そう告げて、じゃあねと軽音部を後にした



そしてしばらくの間



「…澪、そろそろ着替えたら?」

「もうちょっとこのままで…」



澪はメイド服を着たままお茶をしてたそうな…



さらに



「のーどか!」

「律、珍し…………澪…あなた…」

「…ぅ…っ穴があったら入りたい…っ」



律が何かお願い事をしに来る時、決まってメイド服の澪を連れて来るようになったわ…










終わり(笑)
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ