BBS劇場
□β
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『やーめーてーくーだーさーいーっ』
「ひぃいっ」
「…」
軽音部の部室前
梓ちゃんの声が響く
コンコン
「…失礼します」
「あ!和ちゃ〜ん!いらっしゃい!」
ノックをして中へ入ると、丁度梓ちゃんが服を脱がされていた
「澪!どこに逃げたのかと思ったら和のところか!」
「ひっ」
澪は律の怪しい笑みに、私の後ろに身を隠した
「…あなたたち、一体何をしているのよ…」
小さくため息を零し、律と梓ちゃん
そしてさわ子先生を見つめる
「ここ、軽音部の部室よね?生徒からいくつかのコメントが来てるんだけど、内容は全部一緒」
“軽音部の部室から楽器の音が聞こえてきませんが、廃部したんですか?”
「「「う…っ」」」
律と唯、さわ子先生は胸を押さえた
「さわ子先生、吹奏楽部の生徒から“さわ子先生…あんまり部に顔を出してくれなくなったなぁ…”と零してましたよ?」
「うぅ…っ!」
さわ子先生はビクッと震える
「せっかく部として認められたんだから、ちゃんと練習しなさい」
「「「「は、はい…」」」」
と、みんなにちょっとだけお説教を
「じゃあ私、まだ生徒会あるから行くわね。」
クルッと踵を返すと、澪が涙ぐみながら私の手を取り
「ありがとう和…っ!」
キラキラと輝く笑顔でお礼を言ってきた
「……」
私は澪のつま先から頭の天辺まで見つめて
「でも澪、メイド服とても似合ってるわ。」
「え!?」
そう告げて、じゃあねと軽音部を後にした
そしてしばらくの間
「…澪、そろそろ着替えたら?」
「もうちょっとこのままで…」
澪はメイド服を着たままお茶をしてたそうな…
さらに
「のーどか!」
「律、珍し…………澪…あなた…」
「…ぅ…っ穴があったら入りたい…っ」
律が何かお願い事をしに来る時、決まってメイド服の澪を連れて来るようになったわ…
終わり(笑)