地下劇場
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『(和澪前提)和さわ』
「ん……あ、ぁあ」
ガタガタ、と机を揺らす音。
自分の喘ぎ声が部屋に響いて恥ずかしいけれど、それでも止まれない。
「ふぁ、あ」
ここは顧問する軽音部の部室。
皆下校して誰もいないこの部屋に一人で何をしているかといえば……察しの通り。
「あっ……や……」
右手を机に置き、その机の角に一番感じる部分を擦りつけて左手で胸を揉みしだくそういう行為。
はっはっ、と荒い息を吐きながら頂きを目指していた。
夢想する相手といえば……
「やだ……澪ちゃ……」
がらり。
絶対に開くはずがなかったドアが開いて、びくんと体が震える。
「山中先生……?」
そこに立っていたのは、ショートカットの少女。
唯ちゃんの友人且つ教え子だった。
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