地下劇場

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確認した瞬間机から身を離す。



「どうしてここに……卒業したあなたが……?」

「なんだか懐かしくなって久しぶりに母校を訪ねただけです。それより……」



くすり、と悪魔的に微笑まれてぞくっとした。



「ひとりで楽しそうな事をなさっていましたけど。先生?」



何をしていたか部屋から漏れ出る声でバレていたようだった。
羞恥で脳がパンク寸前になりながら努めて大人の対応をする。
知らぬふりをするのが上策に思えたので冷静な仮面を被りながら言う。



「何か聞こえたかしら?」

「ああ、言わせたいんですね。センセイのやらしい声です。ほら、こんな風に」

「ふぁ、ああっ!」



少女がすっと近付いてきたかと思ったら背後から左手で胸に触れつつ右手がタイトスカートの中に忍びこんできた。



「やめなさ……真鍋さ……あぁ」

「ほら、もうこんなにびちょびちょにして。イく寸前だったんですね」



その揶揄するような声に背筋が震え太股がわななく。
責めるような言葉と的確にポイントを付いてくる指に先程から寸止めされた体が狂いそうになるのを感じて戦慄した。


「くぅ……んふ……ぁ……離して……お願い」

「ええ、離してあげますよ」



懇願すればためらいもなくパッと離してくれた。
助かったと思いつつ悶々とした体をもてあまして、離れて行った指を未練に思うはしたない自分を呪った。
それを見透かしたかのように真鍋さんは言った。



「辛くないですか?」

「何を言いたいの?」



いぶかしむような視線を投げれば、真鍋さんは相変わらず飄々とした態度を崩さなかった。
私の体液のまとわりついた指をちろりと舐めて嫣然と笑った。



「恋人がいるので不貞するつもりはないんですが、協力してあげますよ?……こうやってさっきみたいにしてください」

「う、んぅ」



両肩を掴まれて先程の体勢にされる。
机に敏感な部分があたれば漏れる吐息。
これでどうしようというのだろう。



「じゃあ私は反対側に回りますから」



そう言い、対角線上の角に真鍋さんは自らの秘部を押しつけた。



「さあ、始めましょうか。センセイ?」










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