他話

□城・裏
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エドガー様のお陰で、今日は朝からてんてこまいです。
「やだっ、やめてっ・・・!」
国王様ともあろう者が、大切な仕事を投げ出して何をしているのかと思えば。
ああ・・・嘆かわしい・・・。
「なんで俺がこんなことされなきゃなんないの!」
貴方が通常通りに職務を遂行していれば、このような目に遭わせる事もなかったのですが。
「離してよ!馬鹿大臣!」
さあエドガー様、お仕置きの時間ですよ。

「陛下、いい加減おとなしくしてください」
両腕を捕らえられ、エドガー様が私の下で必死に暴れています。
上半身はシャツを羽織ったままですが、下肢は私に脱がされて、恥ずかしい所が丸見えです。
「うるさい!大臣のくせに生意気!」
なに子供みたいな事言ってるんですか。
貴方はどこぞのガキ大将ですか。

「これ以上抵抗するようであれば、拘束させて頂きますよ」
などと言いつつ、実はすでに手首を結び始めています。
本来ならば、口より先に手が出る性格ではないのですが。
エドガー様に対してだけは、どうもこういう流れが出来上がってしまっているようです。
「いやだ・・・!馬鹿!変態っ!」
ご自分の変態っぷりを差し置いて、私だけを非難するのはお門違いです。
だいたいこんなことをされて悦んでしまうのは、貴方の方でしょう?

「ほら、お揃いですよ」
縛り上げた手を、今度はベッドのパイプにくくり付けてあげます。
先程の貴方の恋人と同じように。
「まじムカつく!!」
エドガー様が顔を真っ赤にして私を睨みつけます。
おやめください陛下。
私を煽るのが上手すぎです。
余計に興奮してしまうではないですか。

「大きな声を上げたら、恋人が目を覚ましますよ」
私はエドガー様の肌を撫で付けながら、軽く脅してあげます。
「じゃあ離してよ!」
「だめです」
私を怒らせる貴方がいけないのです。
「馬鹿っ!」
駄々っ子な王様も、なかなか可愛いらしいですね。

「もう観念なさい」
エドガー様の脚の間に身体を割り込ませ、胸にするりと手を這わせます。
「やっ・・・!ふざけないで!」
軽く突起に触れた私の指に感じて、エドガー様が小さく身じろぎます。
「おふざけが過ぎたのは陛下の方でしょう?」
掃除屋などというわけの分からない戯れ言をぬかして。
危うく見積書をお願いするところでしたよ。

「やめてっ!いやっ・・・!」
「やめません」
拒絶の声を聞き流して、ふたつの突起に淡い快感を送り込みます。
「やっ、大臣・・・!やだっ・・・!」
片方は口に咥え、反対側は指で優しく捏ね回してやります。

そうするとエドガー様のそこはすぐに反応を返し、ピンッと硬く尖ってきました。
「いや、いやだっ!・・・変態っ!」
お仕置きとは名ばかりで、この責め方はどうかと思います。
しかし、とりあえずはエドガー様を快楽に酔わせるのが先決です。
暴れられるのも困りますしね。
罰を与えるのは、それからでも充分でしょう。

「やっ、ん・・・!や、やだあっ・・・!」
拒絶ばかりだった声に、甘い喘ぎが混じり始めました。
エドガー様が感じてきているようです。
「可愛いですよ、陛下」
私は舌先で突起を舐めながら、もう片方も指で弄り回します。
「・・・や、やんっ・・・!はあっ・・・、あ、だめえっ・・・」

もう完全に快楽の虜ですね。
エドガー様の乳首を苛めるたびに、半開きの唇から可愛い声が洩れだします。
「はあっ・・・、あっ、あん・・・っ、ああ・・・、」
こんなに甘く鳴いて、落ち着かなく呼吸を乱し、色っぽく頬を染め上げ。
たったこれだけの愛撫でとろけてしまうなんて、エドガー様も相当感じやすい身体ですね。

ふと、下肢に視線を移すと、エドガー様のそこは卑しくも形を成し始めていました。
「ああ、もう勃ってきましたね」
私は胸から手を離し、今度は下肢に移動させます。
「あっ・・・、や、や・・・!」
でもあえて、その中心には触れてやりませんが。

「ここ、触れて欲しそうですね」
厭らしく笑って、わざと陰茎の周辺を撫で回します。
「やんっ、や、やだっ・・・!変態、変態っ・・・!」
意地悪をされて、エドガー様が潤んだ目で私を罵ります。
まだ悪態を吐く余裕があるのですね。
それならそんな口が聞けなくなるくらい、乱れさせてあげますよ。

私の手は、さらに下へと移動します。
「・・・ひっ!」
指が後ろの入り口に触れると、エドガー様が怯えたように身体を強張らせました。
ここを犯される事に、まだ抵抗があるらしいです。

「次はこちらで気持ち良くなりましょうね」
私は薄く微笑んで、ゆっくりと入り口を撫で回します。
「やめてっ!や・・・、いやっ!」
エドガー様がぎゅっと目を瞑り、羞辱的に顔を歪めます。
「嘘は良くないですね」
少し弄られただけで、腰が揺れてしまっているというのに。

エドガー様の意向などお構いなしに、私は後ろに顔を埋めました。
そして固く閉ざされたそこに、ぴちゃりと舌を這わせてみます。
「あんっ、あ、あっ・・・!」
ぬるぬる舐め回してあげると、途端に可愛い声が聞こえてきました。
私はもっとその声が聞きたくて、さらにエドガー様を追い詰めます。

内腿を緩くあやしながら、舌と指で後ろの入り口を弄り回します。
「やあん・・・、や、いや・・・!あん・・・、あ、ああ・・・」
表面だけを弄られたそこは、ひくひくと疼きだし、卑猥に私を誘います。
早く入れて欲しくてたまらなそうですね。
でも、もう少し焦らしてあげましょう。

今度は鋭く尖らせた舌で、入り口をしつこく突付いてみます。
「やっ・・・、あっ、あん・・・!やあんっ・・・、やだあ、やだあっ!」
中に入りそうで入らない焦れったさに、エドガー様の下肢が悶え始めます。
憂いを含んだ声も、次第に大きくなってきました。
「ひんっ・・・!ひ、ひっ・・・!」
指で少し強めに引っ掻いてあげると、ビクッと腰が跳ね上がりました。
そんなエドガー様の媚態に、私の衝動が抑えきれなくなります。

「ひぁああああっ!」
ズブリと指を埋め込むと、高い悲鳴が上がりました。
いきなり後ろに三本も咥え込まされ、咄嗟にエドガー様の身体がビクビク震えだします。
「ああ、凄く可愛らしい」
私は興奮の余り、埋め込んだ指をぐちゃぐちゃに動かし始めます。
「やああああっ!やんっ、やんっ、やあああんっ!やだあっ、やだあああっ!」
エドガー様が嬌声を上げながら、ふるふると顔を振り乱します。
眉を寄せ、目元を潤ませ、今にも泣きだしてしまいそうです。

「いやではないでしょう?」
私は上体を起こすと、エドガー様の腰を抱き込んで激しく後ろを突きまくります。
「ひんんっ、ひんっ、ひんっ!いやっ、大臣っ・・・!やめてっ、やめてっ!」
エドガー様が肢体を捩って、私の責めから逃れようとします。
しかし口では嫌がっていても、やはり身体は正直ですね。
前は完全に勃起し、先端からは厭らしい蜜が垂れてしまっています。
後ろはズルズルと擦り付けてやると、嬉しそうに私の指を締め付けてきます。
悩ましすぎるエドガー様の姿に、もう理性が持ちません。

「陛下っ・・・」
私は我慢の限界で、後ろから指を引き抜くと、かわりに昂りをぶち込ませました。
「やああああああっ!!」
突然の衝撃に、エドガー様が思わず涙を零します。
立て続けに強い刺激を与えられ、エドガー様は泣きながら身体を硬直させます。
少々やりすぎでしょうか。
でもこれはお仕置きなのですから仕方がないですよね。
本当のお仕置きは、また別のものなのですが。

「ああんっ、あんっ、あんんっ!あっ、あっ、だめえっ!やあんっ、やあああんっ!」
硬いもので中を突き乱されて、耐え切れないように喘ぎが洩れます。
酷い抱き方をされているというのに、随分気持ちが良さそうですね。
たっぷりと私のものを咥え込んだそこが、余りの甘美に収縮してしまっています。
「凄く厭らしいですよ、陛下」
がっしりと腰を押さえつけて、ズブズブと乱暴に奥を突き上げます。
「やあああんっ!だめええっ、だめえええっ!やんんっ、やんっやんっ、きもちい・・・!」

私に腰を揺さぶられるたびに、エドガー様の濡れた中心が切なく揺れ動きます。
一度たりともわさってあげていないというのに、はしたなく勃起させて、根元まで先走りまみれにして。
「あんっ、あああんっ!もっ、もおやだああっ!大臣っ、だいじ、んっ!」
エドガー様がすがるように私を呼びます。
せわしなく呼吸を荒げ、顔をくしゃくしゃにして。
その可愛すぎるエドガー様の泣き顔に、狂おしいほどの眩暈がしてきました。

「ひんっ、ひんんっ、ひんんっ!あっ、ああっ、あん、やだあああっ・・・!」
「っ・・・」
何度か出し入れを繰り返すと、すぐに射精感が襲ってきます。
あれだけ我慢していたのですから、仕方がないですよね。
などと自分に言い訳。
エドガー様には申し訳ありませんが、先に出させてもらいましょう。

私はエドガー様の腰を抱き直すと、ひたすらに奥だけを突きまくります。
「やああああっ!やあんっ、やああああんっ!だめえっ、きもちいいっ、きもちいいっ!!」
エドガー様が声高に嬌声を上げて、感じまくったようにガタガタと身体を震わせます。
私はぐりぐりと奥を擦りつけ、夢中でエドガー様の中を貪り続けます。
「くっ・・・!」
そしてついに限界が訪れ、私のものが中で果ててしまいました。
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