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□だっていつの日か
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『今日は和さんのおごりだってー!!』
「和己太っ腹ー」
「ハハハ、ただしコンビニだぞ?」
『オレね、オレ、カルピス!!』
「利央はお子ちゃまだねー」
「和さん、いいんですか…?」
「皆頑張ってるからな!準太も好きなの選べよ」
「…はい!」
だっていつの日か
『準さんっ、今日コンビニ寄りません?』
「わりぃ、パス。お先にー」
「利央〜、オレついてく」
『あっ!準さん、オレも帰るっ!』
「…おーい…オレほったらかしかよー」
もちろん迅が会話に入ってきたのは知ってる。
準さんが帰る理由も知ってる。
『わー、空キレイだー』
「……」
『ね、準さんって朝日と夕日どっちが好き?』
「…どっちでもいいよ」
もともとそんなに口数は多くないんだけどさ。
夏が終わってからは以前にも増してポーカーフェイスだ。
『オレはねー、準さんと見れるならどっちも好きー』
「…なんだよそれ」
(あ、笑った…)