聖闘士星矢

黄金全員で温泉旅行♪
1ページ/7ページ

 

沙織
「皆で温泉旅行に行きましょう♪」


唐突に聖域を訪れ、黄金聖闘士を集めた女神は唐突にそう言い放った。


サガ
「アテナ、お気遣いは有難いのですが…我々が聖域を留守になどするわけには…」


沙織
「大丈夫ですわ♪その辺は既に手を打ってありますから♪」


サガ
「…しかし…」


沙織
「サガ…私はいつも私の為に、この地上の為に闘ってきた皆を労いたいのです!貴方も聖戦では私を裏切ったフリして戦ってくれたではないですか!アテナエクスクラメーションまで使ってシャカを塵にしたほどに!
そして、私の願い通りに私の喉元を黄金の短剣でブッ刺してくれたではないですか!
あれほど働いてきたあなた方を労いたい私の気持ちを…どうしてわかってくれないのですか!」


サガ
「…いえ…刺したのはご自分では…(滝汗)」


沙織
「私の為に闘ってきたあなた方を労えないような女神など…なんの価値がありましょうか…
 
あ、サガ…これはお返ししますわ…はい、黄金の短剣


サガ
「何故持ってるんですか!!私に何をさせるつもりですか!!」


沙織
「さあ、13年前の続きを…(ニコリ)」


サガ
「やめてください!!行きます!!行きますから温泉!!」


沙織
「あら嬉しいわ♪早速ですが、日にちは一週間後です♪あとは…」


デスマスク
「…なんなんだ…新手の嫌がらせか?」


沙織
、貴方も聖戦では見事なやられっぷり、まさに貴方らしい働き、感謝していますわ♪お望みでしたら嫌がらせの1つや2つ、考えて差し上げても良くってよ♪」


デス
「…このアマ…」


シュラ
「やめろデスマスク!アテナは本気だ!貴様だけならともかく、我々まで巻き込むのは勘弁ならん!それでも逆らうのならば…」


シュラが小宇宙を高めてエクスカリバーの構えをとる


 
デス
「ちょっと待て!悪いのは俺か!…くそ!わかったから手を下ろせ!」



そんな蟹と山羊の口論を無視して楽しそうに温泉計画を語るアテナ…



黄金聖闘士全員、もはや受け入れるしか道はなかった…







―…






温泉旅行当日






サガ
「貴様ら何時まで寝ているつもりだ!ギャラクシアンエクスプロージョン!!


デス・カノン
「うぎゃぁぁぁぁ!!」


教皇宮から下りてきたサガが巨蟹宮で爆睡している二人に必殺技をぶちかます。


二人の周りに転がる酒瓶…どうやら夜通し酒盛りをしていたようだ…


カノン
「うぐっ…サガ!!貴様、殺すのか起こすのかどっちだ!」


サガ
「起こしに来たに決まっているであろう!!殺るなら聖衣を纏ってこの宮ごと塵にしてくれるわ!!」


デス
「殺るなら別の宮で殺ってくれ…イテテ…」


サガ
「馬鹿者!貴様も同罪だ!早く支度したまえ!」


デス
「俺は準備出来ているぜ」


カノン
「何!貴様裏切ったな!支度なんて明日でもいいと…」


言葉途中でカノンは異様な小宇宙の高まりに気付く

 
サガ
「…カノン…まさか貴様…支度もしてないのか…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


デス
「待て待て待て待て!ここで殺れば俺の宮も荷物も吹っ飛ぶ!全員で行くとアテナに言ったんだろ!今更欠席者出すなんてしたくないだろ!カノンはともかく!


カノン
「ともかくって…貴様!」


カノンはともかく、デスマスクの必死の訴えに…サガの小宇宙は少しずつ落ち着いてゆく…


サガ
「…ふむ…それも一理あるな…」


そして、カノンの方をギロリと睨む


サガ
「カノン!どうせそんなことだろうと思って貴様の荷物は私が用意した!


デス
「…は?」


カノン
「…変なもん入れてないだろうな」


サガ
「貴様と一緒にするな!」


カノン
「朝飯は?」


サガ
「テーブルの上に昨夜作ったサンドイッチがある」


カノン
「ニンジン入れてないだろうな」


サガ
「28にもなって好き嫌いするな!!食べたくなければ異次元にでも飛ばせ!!


デス
「異次元をゴミ捨て場にするなよ


カノン
「デスマスク!サガが煩いから先行くぞ!じゃあな!」


カノンは逃げるように巨蟹宮を飛び出した


サガ
「待て!カノン!まだ話は終わってないのだぞ!」


追いかけるようにサガがカノンを追う


デスマスク一人残された巨蟹宮


デス
「…なんなんだ…あの馬鹿弟の可愛がりっぷりは…」

愚弟を更にダメにするサガを目の当たりにして…少しだけ聖域の未来を憂うデスマスクだった…








次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ