聖闘士星矢

Help me!!
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sea、仕事が終わらずサーバールームに籠り、独り作業中



sea「あー…もう…誰か助けてくれないかなぁ…」



シャカ「呼んだかね?」



sea「うわっ!シャカ!なんで…」



ミロ「俺たちもいるぞ!」



声の方を振り向くと…ずらりと揃い並ぶ黄金聖闘士たち



しかも黄金聖衣着用



sea「な…なんで…しかも黄金聖衣着てるし!」



カミュ「任務の際に聖衣を着るのは当たり前であろう」



sea「は?いや…その…任務って…」



ミロ「seaを助けに来たに決まっているではないか!さあ!敵はどこだ!」



sea「敵?!敵なんかいないって!ここにあるのはPCだけで…」



ミロ「そうか!こいつか!食らえ!スカーレッドニードル!



ちゅどーーーん!



サーバー1号機破壊



sea「ギャー!!サーバーがぁ!」



リア「ぬぅぅ!こやつ!謎の言語を吐き出しおって……

食らえ!ライトニングボルトー!



ちゅどーーーん!



サーバー2号機破壊



sea「ギャー!データがぁ!」



次々と脳筋男たちが破壊し始める



sea「こ…こうなったら一旦データを保存して…」



カミュ「なに?保存なら任せたまえ」



sea「え?それって…」



カミュ「永久に保存してやろう!永久氷壁の中でな!フリージンコフィン!



sea「やっぱりー(泣)!」



サーバー3号機、凍結



バラン「お…おいsea、大丈夫か?ちょっとやり過ぎたか?」



アルデバランが狼狽えるseaに気付き、近寄ってくる



メキッ!ミシッ!ガシャン!



歩くだけであちこちの器物を破壊し始める



ルーター、ハブ、ノートPC破壊



sea「ひぃー!アルデバラン!動かないで!」


 
バラン「す…すまん(汗)」



アルデバラン、いい奴なのに怒られる



シャカ「フッ…いいか餓鬼共よ!命が惜しくば大地に額を擦り付け、私を拝め!!」



sea「…シャカ?PCに向かって何を言って…」



シャカ「そうか、死にたいか…ならば私の顔が引導代わりだ!迷わずあの世へ逝きたまえ!

オーム!天魔降伏



ちゅどどどーーーん!!



サーバーラック3台破壊



sea「………」
↑もはや言葉にならない



シュラ「sea、何か手伝うことはあるか?」




sea「…いや、もう何も……あ、ネットワーク切っとかないと…」



シュラ「切るなら俺がやろう!

エクスカリバー!!



シュパーーーン!



サーバー4号機、真っ二つ



アフロ「シュラ、君のやり方は美しくないのだ。もっとこう美しく飾り立てて…」



デス「おい、赤薔薇はやめろよ、毒が舞う」



アフロ「わかっているのだ…ピラニアンローズ



ちゅどどーーーん!



各種機器が黒薔薇に触れて粉々になる



ムウ「おやおや、皆さん派手ですねぇ」



sea「…ムウ…」



藁にもすがる気持ちでムウを見る



その視線に気付いたムウが…優しく微笑む



ムウ「sea、私なら多少PCの修復を心得ています」



sea「ムウ!じゃあ…



ムウ「がしかし、あのPCたちは既に死んでいます。修復士の私と言えども、死んだPCを生き返らせることはできません



ガー(||| ̄□ ̄)ーン!



sea「で…でも生き血でなんとかならない?!蟹とか牛とかいるし!」



蟹・牛「おい



ムウ「…無理ですね。私にできることとすれば光の彼方へと消し去るのみ」



 
sea「…いや、もういいです……それよりサガは?」



ムウ「ああ、サガは私用で遅れるとか…SHINO様とデートですかね?SHINO様のこととなるとこんな任務には…」



サガ「私のことがどうかしたか?」



sea「サガ!」



ムウ「おやサガ、早かったですね(ニッコリ)」



サガ「気になって来てみれば…貴様らなんて有り様だ!seaに迷惑が掛からんとでも思ったかー!!



ムウ「さて、sea、逃げますよ」



シャカ「うむ、潮時だな」



sea「ムウ、シャカも…」



ムウとシャカとこっそり帰り支度をしている横で…サガの怒りは止まずに、みるみるうちに黒くなる



サガ「貴様らそこへ並べー!成敗してくれるわ!



両の手をクロスにして構える



―クワッ!!!



サガ「ギャラクシアンエクスプロージョン!




ちゅどーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!







ムウ「やれやれ、一番破壊してるのは毎回サガなんですがね」
↑クリスタルウォール中



シャカ「全くだな。さて、帰るぞ」
↑カーン(防御壁)発動中



ムウ「ああデスマスク、この残骸は黄泉比良坂に捨てといて下さい」



デス「…積尸気はゴミ捨て場じゃねーぞ…」



サガのGEをまともに食らったデスマスクは…そう言い残してパタリと倒れた



サガ「はーっはっはっはっは!思い知ったか!(血涙)





破壊の限りしつくされた部屋

無惨にやられた黄金聖闘士たち

ヤケになって血涙流して高笑いするサガ




sea「……逃げましょう」



ムウとシャカに匿われて無傷の私は…



華麗に現実逃避をするのであった…










おしまい




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