ファイヤーエンブレム聖戦の系譜

□淋しい二人
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「あら、アーサーじゃない?」
武器屋の前に難しい顔をしているアーサーにフィーは後ろから声をかける。
「フィー!?」
アーサーはフィーを見つけると気まずそうな顔をする。
「あら、お邪魔だった?」フィーは少し嫌味っぽく言い放つ。
「いや、そういうわけでは...」
「何よ!言いたいことがあるならはっき言ったら?」
アーサーは困ったような表情で美しいシルバーブロンドをぽりぽりと掻くとぼそぼそと話始めた。
「せっかく、魔法以外に剣も使えるようになったからみんなには内緒で買いに来たんだよ」
「それなら別にこそこそする必要ないじゃない」
フィーは不思議そうに首を傾げる。
「まぁ、次のの戦いで剣で出撃して、みんなを驚かせようと思ってさ」
「ふーん、分かった、じゃあ一緒に見立ててあげる」
フィーはアーサーの手を引くと武器屋の中へさっそうと入っていった。
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