鬼畜眼鏡

□特別な休日
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「とっても、おいしいです、これって鹿の肉なんですよね?俺初めて食べました」
次々と運ばれてくる料理にうれしそうに微笑む克哉はワインを飲んでいるせいか目は潤み、まるでベット上の思わせる様子に御堂はにやっといじわるそうな表情をした。
「それは、この宿を選んで正解だったな」
御堂はテーブルの下でそっと靴を脱ぎ、克哉のふくらはぎを撫で上げる。
「ひゃっ!」
「どうした?克哉」
「御堂さん!」
克哉は潤んだ瞳で御堂を睨む。
「そんなにかわいい顔で怒るな。この食事はあくまで前菜だぞ。このあと部屋に戻ってからがメインディッシュだ」
克哉は少し考えた様子になったが、すぐに言われた意味が分かり、ますます顔を赤らめた。
「あの、御堂さん」
「なんだ?嫌なのか?」
「いえ...」
「分かった。続きはベットの上で聞こうか?」
克哉は小さくこくっと頷いた。
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