(なめんじゃねぇ!から)


えっとぉ・・・・・・

とりあえず
静雄に電話しよぅ


『もしもし』

「あ!
静雄!?
どうしよう!迷子になっちゃった!」

『はぁ!?
お前、今日は大切な日だろ!?』

「分かってるけど!」

『ったく
周りに何がある?』

「・・・・・・セブンイ〇ブン

TSUT〇YA」

『あー
あそこか
今から行く』

「・・・・はい」


今日は結婚式

え?

誰のかって?

うちと静雄のだよ

付き合って何年かたちやっとゴールイン

去年は臨也達が結婚したんだ


「おい!」

「あ!」


意外と早かったね

口には出さない
絶対にキレるから


「ごめんなさい」

「別にいい
ってかお前なぁ
結婚式に迷子って」

「・・・・返す言葉もございません」


ふっと笑う静雄


「まぁ
いい
とにかく行くぞ」


そう言って静雄はうちをお姫様抱っこする


「お姫様
結婚式場までしばらくお待ちください」


そう
優しく微笑む静雄にうちはときめいてしまう

多分
いや絶対に
顔、赤いんだろうなぁ



結婚式場に着き、ウェディングドレスを着る


「とってもお似合いですよ」


笑って言ってくれるスタッフさんに満面の笑みでお礼を言う


「旦那様がお見えです」

「入るぞ?」

「うん!」




「・・・・い
・・・・おい
おいっ!!!

「ふぁ!?」


ガバッと起きるとそこはいつもの静雄の家

結婚式場でも何でもなかった


「・・・・・夢かぁ」


がっかりした


「?
どうした」

「あのね?」


うちは今見た夢を説明した

すると静雄はうちの額にキスを落とし


「いつか・・・・しような?」


顔を赤く染めそれだけ言うとキッチンに逃げていく


「うん!!!」


うちは

とっても

幸せですッ!!!













「でも
臨也達よりは早く式を上げような」

「・・・・・あー
そうだね」


そう言ってうちらは笑った





エンド












[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ