フェアリーテイル*夢小説*
□ナツside
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「・・・・おぶぇ・・」
「ちょっとナツ!!絶対吐かないでよ!!!」
「だめだ・・・ルー・・・ぉえ・・っ」
「ちょっとぉぉおーーー!!!?」
*
「ふぁー・・・生き返ったぁ!!」
ナツは乗り物からやっと開放され、復活。
逆にあたしはというとテンションDWON↓
・・・・誘う人、間違ったぁ。
――二日前
「ねぇみんな!!この間仕事で行った○○から手紙が届いたよ!!」
「お、どれどれ・・・見してくれよ」
「ちょっとグレイ、また裸!!」
「おわぁ・・・っ!?」
もう・・・いつになってもグレイの脱ぎ癖は直らない。
こっちの身にもなって欲しい。
「私が読もう」
するとあたしの隣からスッと手が伸びてきて、手紙を取る。
エルザだ。
「『以前は誠にお世話になりました。
この間友人からこのチケットを貰いましたが、
残念ながら私達は仕事があり行けません。
よろしければみなさんが使ってください。
――○○』」
「え、チケット?なんのだ?」
やっと服を着たグレイが身を乗り出して手紙を覗く。
あたしも気になってグレイと同じように身を乗り出した。
「あ、このチケット・・・。
最近出来たばっかりの高級ホテル、“レヴェイユフラン”じゃない?!」
あたしはチケットを手に取り、目を見開かした。
「な・・・っ、まじかよ!!すっげぇラッキーじゃん」
グレイの言葉にあたしも歓喜の声を上げた。
「うん!!依頼受けててよかったぁー!!(報酬狙いだっただけw)」
「だが期限も近い。明日は仕事があるし、その翌日に行こう」
エルザの言葉にあたしたちは頷いた。
「・・・ん?3人ともそこでなにしてんだ?」
「あい!」
「ナツ!・・とハッピー」
ナツはそのまま「何持ってるんだよ?」といって、
あたしの手にあるチケットを見る。
「この間仕事した所の人からホテルチケットをもらったの。
1泊2日の4枚様分!!しかも遊園地とかも付いてる高級ホテル!!」
あたしは興奮しながら話していたことをナツに話した。
「へぇ、なんか美味そうな料理とかでんのか?」
と聞かれあたしは大きく頷く。
「おぉ、行く行く!!!!」
ナツはチケットを手に取りクルクルと回り始めた。
ハッピーも同じように魚を回しながらナツと同じように回りだす。
「よし。話は済んだことだし、明日の依頼の準備をするぞ。
そして夕方には出発する」
「うん!」
楽しみだなぁ♪
あたしは仕事中、ずっとニヤニヤしっぱなしだった。
*
「わぁ・・・すごい!!綺麗!!」
「つーかデケーなー」
高級ホテル、レヴェイユフランにてあたしたちは目を見開く。
広いってもんじゃない!!!てゆーかホテル剥bチっ・・・??!
「うぉーすげー・・・っ!!!
なぁハッピー、あの肉美味そうだな!!」
「あい!けどオイらはあの魚の方がいい!」
「荷物も置いたことだし、自由行動にしようか」
「うん!! ねぇ、みんなで遊園地行こうよ!せっかくあるんだし」
あたしの言葉にエルザは苦笑いをした。
「すまないルーシィ・・・。
さっき下にギャンブル場があってもう予約してあるんだ」
「えぇ?!じゃあ、グレイは?」
「オレか?俺はあそこのアイススタジアムって所に行きてぇんだけど・・・」
「そんなぁ・・・・」
しょぼーん・・・・。
「悪いな。パレードは行くからそん時合流しようぜ!」
「あぁ、パレードは夜からだったな?
それまでは私もギャンブルに居るから、何かあったら言ってくれ、ルーシィ」
二人はそれじゃ、というとスタスタと行ってしまった。
そ、そんなぁ・・・。
一人だけは絶対に嫌っっ!!!!
「なあ、あそこのレストラン行かねぇか?
なんか“早食いで無料”とか書いてあるぞ!!」
あたしは何も考えずに無意識にナツの襟を掴むと・・・、
「ナツ、遊園地行こっか・・・!!」
「なっ、オレはあそこの店に・・・、
買Oッ・・・!ルーシィ、首、首絞まるって!!」
「それじゃあレッツゴー♪」
暴れるナツを無視してあたしはズルズルと引きずって行った。
ナツが乗り物に弱い・・・・ということを忘れて・・・
「うん、いいよ!じゃあナツ、競争しようよ!!
・・・・ナツ?」
ハッピーが振り返る場所にはみんなもう居なかった・・・・。
「・・・・置いてかれたぁぁーーー??!」