空想パラドックス

□打ち抜いた頭蓋骨
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尾てい骨まで響く
甘い痺れ
犬歯が貫く唇は
痺れたのうしょうに呆れたようだ
ストレスに踊らされ
穴が開いていく憎しみと癇癪
こめかみから流れ出るのうしょう
膿のように蝕んでゆく×××

視線の先に銃口を向けよう
ざまぁみろ!

逆向きに曲がる肘
左右逆さまの靴でワルツを踊ろう
摩訶不思議なステップ
常識も非常識も流れ出て
理性も道徳も残忍さも
すとれすワルツに混ぜられて
全部が全部0になる

ざまぁない


剥き出しにされた自身
空いた風穴から流れたのうしょう
体も中身も空っぽになって

最後に残ったストレス
影踏みをして

床に落ちる影に杭を打ち込んで
さあ、もう動けない


動けない動かない

さあ銃口を突き付けよう



パァン





今日からは
何も考えないで眠りたい

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