現実スーサイド

□高揚的プライド
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あの時


僕は自分の無力さに
打ちひしがれていたんだ

伸ばしても  のばしても
決して届くことはない

願っても  祈っても
決して叶うことはない

縋っても  すがっても


ダメなものは

だめ


ダメなんだ
縋ろうにも 願おうとも
声が出ないから
君に助けを求める事すら

僕には苦痛



僕は余りに無力すぎた
(もともと脆弱だけどね)

こんなに迷惑なのに
(今更だけど 見て見ぬふりをしたんだ)

どうしてかな
何も言葉が出てこないよ

何かが喉をふさいでしまって
嗚咽しか出てこない
双つの目から静かに零れた


無駄なプライドなんて無いと
思ってたのに
やっぱり僕の中にも存在したんだ



プライド


そんなもん
とうの昔に棄ててきた筈なのにね

こんなにも憎らしい









高揚的プライド
僕を縛るそれはキミの所為

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