空想パラドックス

□愛憎アンダーラプソディー
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息が詰まる程に



くるしくて もがく
無駄

にがくて 吐き出す
卑怯


埋まる肢体
零れ出る理想
しとどに濡れた現実
艶やかに光る憎しみ

口の中に広がる
猛毒
血液 鉄の味


逃げても逃げても
追い掛けてくる影
私を捕えて離さない



悲しみは嘲笑うように
私の首を緩やかに締めあげる
指先で助けを求めても

能面

誰も助けちゃくれない
眼孔に浮かぶ
憎悪と愛しさ

吐き気がする

不可解な愛憎




埋まる死体













狂おしい位に 崩壊を繰り返す
ああ、口惜しい程
愛憎アンダーラプソディー

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