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□聞いてみた
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『聞いてみた』







「なぁ、さっちゃんよぉ。」





「はい?」






銀時はあやめにひざまくらしても

らいながら耳かきをされていた。

声をかけられても作業を続けてい
る。






「俺の何処が好きよ?。」





「え?」






不意に、作業が止まってしまう。

そしてそのすきに銀時は起き上が

りあやめをじっと見た。







「俺知りてぇーな、こんなマダオ

の何処がいいんだか。」






頭をかきながら言う銀時を少し笑

って言った。






「全てよ。その死んだ魚の様な目

も、獣の様な目にしたり、マダオ

でも、やる時はやる男。ドSでも

とても優しく私を包んでくれるそ

の体。そして・・・・。」







あやめは優しく銀時の胸に手を置

いた。






「何事にも諦めずに無茶をするそ

の魂。全部好きよ。」






笑顔でそう言うあやめに、そうか

…しか返せなかった。







「銀さんは私の何処が好き?。」






多分聞かれるだろうとおもってい

た。






「綺麗で長いその髪、色っぽい体、

優しい声、ドジでもしっかりして

る。俺に尽くしてくれたりさ、命

をかけるその魂…全部だ。」





「ありがとう銀さん。」






照れている顔が可愛くて、ついつ

い頭を撫でる。
そして

優しく抱きしめた。





「俺を好きになってくれて、あり

がとうさっちゃん。」





「それは私の台詞よ、銀さん。」






ストーカーだった女は今では俺の

女。


絶対に離さないし、逃がさない。


俺の方がさっちゃんに夢中になっ

てるよ。


今はこのバカップルがいいのかもな。




END



2011/02/07

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