.
□雪が降ったからって調子に乗るな
1ページ/2ページ
『雪が降ったからって調子に乗るな』
「へくしょんっ!。だるい…。」
あやめは自宅でうなされていた。
実は昨日、雪がつもり銀時たちと
、雪合戦をしたせいで風邪を引い
たのだ。
だるくてやる気も出ず、布団から
出ようともしなかった。
さっき銀時から電話があり、見舞
いに来ると言っていた。
万事屋三人はピンピンしてるらしく
、“バカは風邪ひかない”とはこの
ことだなっと言っていた。
玄関の方でガチャッと音がした。
銀時は合鍵を持っているので、
チャイムを鳴らさずとも普通に入って
くる。
足音はゆっくりと近付いて寝室へ
と入って来た。
「よぉ、大丈夫か?。差し入れ買
ってきたからよ。」
「ありがとう銀さん、まだまだ熱
っぽくて…体もだるいし……。」
銀時はあやめのおでこに手をおい
て、その後自分のおでこをあやめ
のおでこと合わせた。
「本当だ、ちっとまだ熱あるな。
」
「銀さんの手もおでこも冷たい。
外寒かった?。」
「また降り始めててすげー寒かっ
た。林檎買ったけど食うか?。」
「ええ、ありがとう。」
そう言って持って来た袋から林檎
を取り出して、台所に向かった。
結構時間がたち、銀時がお盆を持
ってきた。
「ついでに薬も飲んでおけ、お粥
作ったからよ。納豆入りだぞ。」
「ありがとう、美味しそう。」
銀時は一旦お盆を置き、あやめの
体を起こした。
そしてお粥の入った器を持ち、
しゃもじですくって冷まし始めた
。
「ほれさっちゃん、あーん。」
「っ……//////パクッ。…美味しい
。」
少し照れながらだけれども、
美味しそうに食べていた。
その後もその調子で食べていた。
意外にもすぐ食べ終わり、
林檎を食べ始めた。
「可愛いうさぎさんっ。銀さんは
本当に器用ね。」
「だろ?。モンブランだって作れるぜ
。」
「今度食べさせてね。」
「おう、今は風邪を治せ。」
ほらっと言って水と薬を渡して、
飲ませると眠くなり寝てしまった
。
_______