.


□一日遅れの愛をキミに…
1ページ/1ページ




『一日遅れの愛をキミに…』



「銀さん、そういえば昨日ホワイトデー

でしたね。さっちゃんさんに

お返ししたんですか?。」




「あぁ…まだしてねぇ…。」




ソファーに横になりながら銀時が言っ

た。





「大丈夫なんですか?。一様銀さ

ん彼氏でしょ?。」





「大丈夫だよ…今日渡すから。」





やべぇよ…すっかり忘れてたよ。

絶対ショック受けてるよ。

あいつこうゆーの傷つくタイプだか

らなぁ…。

家に行ってみるか…。

そう思いすぐさま万事屋を後にし

た。




___________






銀時はチャイムは鳴らさず、合い鍵で

中に入った。





「お〜い、さっちゃんって…。」





リビングには電気はついていたが、

あやめの姿は見えない。

しかし、バスルームから微かに音がし

た。

きっと風呂にでも入っているのだ

ろう。あやめは夜の仕事もあるの

で昼間に風呂は珍しくはない。

覗きたい気持ちもあったが、今日

はある意味反省をしに来ているの

だから気持ちを押し潰した。






_________



あまり待つ事はなかったが、あや

めは銀時が来ていたことを知って

いたらしく笑顔で出てきた。

その笑顔を見ると後ろめたい気持

ちになった。

そう思ったら自然と正座になって

しまう。

それに気がついたあやめがくすり

と笑いながら銀時の隣に座った。





「ホワイトデーのこと?。」




「えぇ…っと、そうです。」



「別に私気にしてないわ。」



「え?。」





あやめは銀時の後ろにまわり、優

しく抱きしめた。





「最初はガッカリけど、でも今こうし

て、私のために会いに来て

くれてとても嬉しいわ。」





俺かっこわりぃ…





「なぁさっちゃん、明日は仕事入

ってるの?。」




「いいえ…昨日遅かったから明日

は休みよ。どうして?。」




「じゃあ一日遅れのホワイトデー受け取

ってくれや。」




「?。」





そういうとあやめの方を向き、耳

元で囁いた。





「銀さんとの甘〜いひととき。」




「っ…/////。頂くわ。」






俺がずっと傍にいて、

一緒に甘い時間を………な?。




END


2011/03/15

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ