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□特別授業を
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『特別授業を』
春休みを使って何故か校長は新し
いクラスで修学旅行に行けと言い
、3Z組は箱根に来ていた。
このクラスの担任の銀八は修学旅
行にも白衣で、れろれろキャンデ
ィーを口に含ませていた。
銀八には密かに付き合っている女
がいた。
｢猿飛さん一緒に撮りましょう。｣
｢はい、チーズ。｣
女子たちは仲良く記念写真を撮っ
ていた。
その中で笑っている一人の女を銀
八は見つめていた。
彼女の名前は猿飛あやめ。
しかし彼女は名前で呼ばせようと
しない。
だからみんなは彼女を“猿飛”や
“さっちゃん”っと呼んでいる。
｢おいこらてめぇーら、宿行くぞ
宿。｣
｢｢｢は〜い。｣｣｣
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3Z組は宿に行き、部屋で自由時間
を過ごし、風呂に入り、ご飯を食
べた。
あやめが部屋へ戻ろうとすると銀
八に止められ、耳打ちされた。
『みんなが寝静まったら俺の部屋
来い。』
あやめは顔少し赤くして頷き、小
走りで部屋へ戻っていった。
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