短編集
□とあるダイヤギルドの少年の話
2ページ/6ページ
恋鶴は涙目になりながら、
「何するんだよっっ」
と、本で叩いてきた人を睨んだ。
「お、お前は確か…」
その顔には、見覚えがあった。
最近、ダイヤギルドに入った
柚香だった。
恋鶴はちょっとムスッとしながら
「何かようかよ。」
柚香は、
「ん」
と、恋鶴の近くにある窓際の席を指でさした。
「…?あの席がなんだよ?」
恋鶴は、席になにかあるのかと思い、
その席の辺りを見回した。
「その席で寝てたら、
君がウルサいから起きた。
何に悩んでるかしんないけで、
さっさと解決して、
静かにしてくんない?」
ズバッといった。
恋鶴はずっこけた。
恋鶴「お、お前なぁ(怒)
オレの悩み事がそう簡単に解決できたら
オレだって苦労してねぇんだよ!!」
恋鶴は半泣き状態で怒った。
「じゃあ、何に悩んでんの?」
もう、何だが面倒くさくなったのか、
半分眠たそうに目をこすっている。
ー