短編集

□橙南くんは見た!
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※本編関係ありません。




橙南くんは、いつも泣きそうな顔に、
ぬいぐるみを抱きしめている姿に、



大抵の人は、【弱そう】と判断する。



しかし、橙南もチームギルドのメンバー。


かなり、強い。




「もうやめてよ〜、赤墨くん灰墨くん!」



「「ダメですよ。罰ゲームです」」



「うぅ……。」



が、意思は弱い。








そんな橙南くんが、その日。

酷く青い顔をして言った。




「…ゆ、幽霊見ちゃった…」



・・・




「ふーん。」

チームギルドにいた白李が、悪戯グッズのパンフレットに目を通したまま、興味がないような返事をした。




「はぁ。橙南。お前、また赤墨と灰墨にからかわれたのか?」


黒斗は、橙南がみた幽霊=いつも橙南をからかっている双子、だと断定してまるで信じていない。




「ホントだよ!ホントにいたの!」


橙南くんは、2人の様子に信じてないと、分かったのか、ホントという言葉を強調した。




「え、と、それは赤墨くんでも灰墨くんでもなく?」


青依は、あまりに必死な様子に、少し心配そうに言った。



「うん!絶対違うと思う!」



その場にいる、白李、黒斗、青依はパチリと目を瞬かせて、橙南をみた。



「「「(橙南/くんが、はっきりと喋った……)」」」


少し失礼だが、その位珍しかったのだ。橙南がたどたどしく、ではなく、はっきりと喋ったのは……。




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