長編夢小説

□こういうのは、どうでしょう。
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明日視点




「ここが・・ここが、シャンプーが開いている猫飯店か!」

目の前には、見事に、看板に「猫飯店」と刻まれた中国料理店が立っていた。
なんか・・シャンプーらしいな・・。

そんなことを思いつつ。

「おう、さ、シャンプーに会うんだろ?で、ついでにおれも食おう!」

「奢らんからな。」

「あ・・やっぱり?」


まったく・・。
乱馬って、意外とお金を持たないタイプなんだな・・。
私はそんなものめずらしそうな目で乱馬を見ていると、乱馬は気持ちを察したのか、眉を歪めて、

「な、なんだよ、おれいちおうあかねんちに居候の身だから、肩身が狭いんだよ、」

「・・え、」

な、なんだと、女と一緒に・・?

またまた気持ちを察したのか、

「う、ち、ちげえよっっ!親父が勝手に決めたことで・・!!」

と、その時。

「乱馬ッッ!」

紫色のふわりとした髪を揺らした少女が、ぴょんっと乱馬に抱きついて来た。

「う、うお、シャンプー・・。」

「しゃ、シャンプー!!!」

私が思わず叫ぶと、シャンプーはハッとして、こちらを振り返った。
すると、大きな目をさらに見開かせる。

「あいやぁ!、明日か!?」

「しゃ・・シャンプー・・。」

私とシャンプーは、思わず涙をにじませて、抱きしめあった・・。
だ、だって、シャンプーが・・!

シャンプーの柔らかな髪が頬をくすぐった。

「感激的再開ネ!!」

「ほ、ほんとっ!ほんとに・・シャンプー!」

「え、え・・?」

乱馬はずっとつったって首をかしげて、眉を歪ませている。

「なんだ、そんな仲なのか?」

「当たり前ネ!さ、とりあえず仲に入るヨロシ。乱馬も!」

「あ、お、おう・・。」







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