イナズマイレブン
□もういやなんだ・・
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「キャプテン・・」
吹雪はナイフという凶器をてにした。
鋭く光る鉄の刃。ああ、ゾクゾクするなあ、
「ふぶきっ・・」
「キャプテン・・・僕のためなら、なんでもしてくれる・・?」
「ああ・・するよ、吹雪のためなら、」
「じゃあ・・。」
吹雪は、その凶器を、まず円堂の腹に突き刺した。
ぐはっっ・・・と円堂のくちから、無数の、血みどろ、血みどろが、僕の服に、マフラーに、ああ、血の赤、赤、紅、いいよ、そのいろ・・
「あのね、きみの息の根がとまるまで、僕のことをよんでくれれば、それでいいんだ・・。」
「わ。かっ・・・た。」
ぐさ、ぐさ、もっと、もっと、もっと
「ふ、ぶき、ふぶ、き、」
「はあキャプテン、僕、どうしたらいい?その紅い色が、好きでたまらないんだ・・。」
「ふぶき、ふぶき・・・」
「ぁ、ああ・・・僕、好きすぎて・・」
「ふぶ・・・き。ふぶきい・・・」
「あああ、いいっ・・」
「ふぶ
ぷツン
「あ・・・・」
円堂は、死体となった。首が据わっていない。だらん、と身体がくずれた。
「っ・・・っ・・・」
カラン、と血まみれのナイフが落ちる。
じぶんは、血は、
あ、あああ、ぁあ・・・
なにを、血は、血は、僕は・・
「ぅぁアアアアアアアア嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアああああアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
end
→あとがき