長編夢小説
□この旅人、ちょっと危険、
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良牙視点
少女は、番傘を振り上げた。
「うおっっ!!?」
終わりーーーかと思った・・。が、
「・・・、」
ボスッ!!
番傘が、少女の手から落ちた。
「・・・え・・?」
オレは、片目を静に開いてみた・・。
・・少女は、呆然としている・・というか、魂でも抜けたように、ぼー・・としていた。
「だ・・大丈夫、か・・?」
オレは、少女の肩にそっと手をやった。
「ひゃっ・・!」
「え、」
え、なにいまの、なにその声。
少女は、サッ・・・とオレから少し離れた。
な、なんだ、オレは痴漢とかじゃないぞ!?
「・・・、お、お前・・本当に、私を可愛いと、思うのか・・?」
「、え・・、うん。」
うなずいた。
「・・・そうか、」
少女は、顔を赤らめているようだった。
いいんだ・・モテないオレにははやすぎる、そんな顔、
、