長編夢小説
□こういうのは、どうでしょう。
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ムース視点
「良牙、どうしただか、そんなに食べて・・。」
わしが今目にしているのは、良牙が、絶えることなくバクバク料理をほおばっているところ。
なぜか、急に押しかけてきたと思ったら、・・こんなに食べて・・。
良牙は、最後のチャーハンの皿を置いて、こちらを見る。
「いや・・しばらく、何も食べていなかったんだ、・・。」
「そ、そうだっただかー・・。大変じゃのう、もう観念して、ここに住まぬか?」
そういうと、良牙はカッと目をつりあげる。
「じょ、冗談じゃない!!オレは・・オレはだな、男磨きのためでもあるんだ!」
「そ、そうなのか・・。」
よくわからんな、良牙は・・。
でも、道に迷ってばかりじゃなんの意味もないとは思うが・・。
すると、ガラッと店の戸があく。
「いらっしゃ・・おお、シャンプーか、それに・・んん?」
わしは、入ってきた人物のなかに、なにかまちがいじゃないかというような人物がいたので、眼鏡のつるを押して、よく見る。
「?」
明日・・なのか?
な、なにかの間違いでは・・。
すると、明日らしき少女は、急にハッと目を見開いた。
「あ・・!!もしかして・・ムームーじゃない!?」
「・・おおおお!やはり明日であったか!!」
となりにはシャンプーと・・乱馬も着ていた。
シャンプーは、ポン、と明日の背中を叩く。
「そうネ!おどろいたかムース!」
「明日・・久しぶりじゃのう・・!!」
「ああ!久しぶりだ!」
後ろにいた良牙は、明日を見て、
「あ・・。」
ん?
明日も良牙を見て、同じような表情をしている。
「あ、き、来ていたのか、良牙も・・。」
「あ、ああ・・は、腹が減っていて、な。」
ん?ん?
なんか・・このふたり、様子がへんじゃのう。
というか、前に会ったのか・・。
といっても、変じゃ。
妙に・・なんかこう・・。
すると、シャンプーから、ぼそり、となにか聞こえた。
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