長編夢小説
□恋愛は深く広く…。
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乱馬視点
「いやぁー・・気持ちいじゃろうなぁ!乱馬、良牙、先にいっとるぞ!」
のんきなムースは、先に温泉のほうへいってしまった。
だがそのときのムースは、どうやらメガネかけてなかったらしい、トイレのほうに言っていた。
「ド近眼。温泉はこっちだっつの。」
「ん・・おお、そうかぁ。」
ったく・・。
気をとりなおし、服に手をかけた。
「乱馬、。」
「?、なんだよ。」
脱いでいる途中、良牙が話しかけてくる。
「だ・・大丈夫だろうか。」
「は、なにが。」
「いや、だから・・・。」
そ・・と、良牙は目を、・・ルンルンとお湯のほうへスキップしていく八宝菜のほうへやる。
「あー・・たぶん、だいじょうぶじゃねえな。と、いうわけで・・全力で警戒すっぞ。」
「や・・やはりそうなるのか;」
がく、と肩を落とす良牙。
・・。
「なぁ良牙。」
「ん?」
「明日のことだ。」
「・・・・・。」
良牙は、急にハッとしたような顔をして、視線をそらす。
「・・ぶっちゃけ、どう思ってんだ?あいつ。」
「・・どう思うって・・。・・よく、わからん。」
「わからん?」
「・・オレは・・なぜだか知らないが、よく明日のことを気にかけてしまう・・。だが、オレには茜さんがいる・・それに・・。」
「・・それに、なんだよ。」
「・・・本当に、オレは・・明日に話しかけても、いいのだろうか。・・明日は、迷惑じゃ、ないのだろうか。」
・・馬鹿か?こいつは。
どこをどうおもえば、そういうことになるのか不思議だな。
「・・そう思うか?明日を見てて。」
「・・なに?」
「・・・話しかけて、ほしそうじゃなかったっけか?」
「・・・・、」
良牙は、なにか思いつめているようだった。
すると、八宝菜のオヤジが、
「らーんまっはやくこんか!」
「あっ・・おう!」
おれは、クソジジイのところへ向かう・・。
良牙にむかって、呟くように言ってやった。
「あいつは、・・男とつるむのが、苦手なんだよ。」
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